ホームページ制作において、SEOについて理解しておくことが一番大切といっても過言ではありません。しかし「SEO」という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどういうものなのか分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SEOの仕組みや対策について初心者でも分かりやすく説明していきます。
SEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。GoogleやYahoo!といった検索エンジンには「このようなページは良いコンテンツなので、検索上位に表示させよう」という基準が存在します。基準を理解した上で、検索結果上位に表示させる施策のことをSEOもしくはSEO対策と呼びます。
また検索エンジンについて、2022年5月現在の日本におけるシェア率はGoogleが9割を超えています。つまりSEO対策とは、Googleで検索上位に表示させる施策と言っても過言ではないのです。
検索エンジンに評価されるためには、検索キーワードに対し、ユーザーが求める情報を分かりやすく、充実した内容で作成する必要があります。
検索順位が決まる仕組み
検索エンジンでは大きく分けて3つのことが行われています。
①クロール
②インデックス
③ランキング
順に説明いたします。
クロール
クロールとは、クローラーと呼ばれるロボットが日々インターネット上を自動巡回し、 Webサイトを発見したり、サイトの情報を解析することです。
インデックス
インデックスとは、クローラーが発見、解析したデータを登録していくことです。
インデックスにより、検索エンジンにWebページの存在がはじめて認識されます。
ランキング
インデックスされた情報を基に評価を行い、ユーザーが求める情報を最も満たすコンテンツを保有しているWebページを検索上位に表示させます。
検索エンジンに評価されるためには?
検索エンジンに「このページは良いコンテンツだ」と評価されるためには、大きく2つのSEO対策が必要です。1つが、人間向けの良いコンテンツを作ることです。もう一つがロボット向けの良いコンテンツを作ることです。この両方を意識することが大切です。
人間向けの良いコンテンツとは?
単純にユーザーが満足するページ=人間向けの良いコンテンツということになります。
例えば、検索されたキーワードに対する答えをしっかり返す、極力簡潔に分かりやすく書く、といったことがあげられます。総じて、質の高い記事を書くことが重要です。
ロボット向けの良いコンテンツとは?
ロボットが「ユーザーが満足した事実」を認識すれば、良いコンテンツとみなされます。特に数値化させた内容であればロボットに認識させやすいです。
例えば、たくさんの人からリンクされている、シェアされているページであればユーザーが満足したと認識されやすくなります。また、ページの滞在時間が長かったり、最後までページを読んでもらえているなどの事実も、ユーザーが満足したと認識されやすいといえます。
また、Google公式から「品質評価ガイドライン」というものが公表されています。
Googleが「こういう記事は良い記事だ」と設定したルールが記されているため、一度確認してみると良いでしょう。しかし英語版しかないので、日本語で見たい場合はGoogle翻訳を使っての閲覧をおすすめします。
初心者でも可能なSEO対策
これまで検索エンジンの仕組みや評価方法について説明しました。
ここでは初心者でも可能な基本のSEO対策について説明いたします。
キーワード選定
「どんなキーワードで検索した人が、自分のページを見にきて欲しいか」を考えてキーワードを選定することが大切です。キーワード選定ははじめは難しいため、ページ作成をしながら慣れていくと良いでしょう。
ラッコキーワードなどの関連キーワード取得ツールを使用すれば、実際に検索されている(需要のある)キーワードを確認できます。
タイトルと見出しの設定
質の高い記事であっても、タイトルや見出しで内容が分からなければユーザーに読んでもらえません。タイトルと見出しには、自分が設定したいキーワードを必ず入れるようにしましょう。
また、そうすることでロボットに「この記事はこのキーワードで検索した人に表示させたい」と認識させることができます。
まとめ
SEOとは、検索エンジンで自分のページを上位に表示させる方法であり、ホームページ制作において不可欠です。
検索エンジンに評価されるためには、人間向けとロボット向けの二つの視点で良いコンテンツを作成する必要があります。
そのために、初心者からでもキーワード選定やタイトルと見出しを設定することでSEO対策を行うことができます。
総じて、ユーザーが満足するような質の高いページを意識して作成することが大切です。
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